深海DIARY

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【シングル感想】『この情熱のそばで』 ZYYG

ZYYG 10thシングル

1997年5月21日 リリース

この情熱のそばで

この情熱のそばで

  • アーティスト:ZYYG
  • ビーグラム
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概要

ZYYG10thシングル。ZYYG再結成前最後のシングル。

 

2曲とも再結成前のラストアルバムとなった『SWEET PUNKS』に収録されたが、シングル盤では「この情熱のそばで」で始まりSO WHAT?という流れだが、アルバムでは逆。

SO WHAT?で始まり「この情熱のそばで」で終わるという、なんだか不思議。狙ったのか、たまたまなのか。

 

01 この情熱のそばで

「LULLABY」に続いてアコギを押し出したミディアムロックナンバー。

シングル盤のジャケットや歌いだし「夕暮れ」のワードからオレンジ色に輝く夕日をイメージする。

 

「ずっともっと愛をくれ」とエモーショナルに歌いあげるボーカルと、アコギを鳴らした落ち着いたサウンドは、どこかラストを感じるというか、結果的にラストシングルだったんだけど、それを予見していたかのようなサウンドだ。

タイトル通り、情熱全開のラブソング。

 

系統的には前作のカップリング曲「雨に隠れた涙」に近い部分があるかな、と思える雰囲気で、まだまだバンドとしての進化を感じる曲だっただけに、ラストシングルになってしまったのは惜しい感じもする。

ついにオリコン100位圏外となり、Beingサイドからも戦力外通告みたいなのがあったのだろうか。

 

「安らぐ微笑みは 心なでるのに」というフレーズがあるが、実は高山さんの歌詞には「微笑み」というワードが頻繁に登場する。

筆者がざっと見返しただけでも(微笑んで、とか「微笑」とあるものをカウント)

 

「愛しさを抱きしめたまま」

「愛したけど…」

「RUNNING WAY」

「Only Memories」

「最初で最後のLOVE SONG」

「BLOOD ON BLOOD」

「Something」

「CRYING MOON」

「雨に隠れた涙」

「この情熱のそばで」

「LADY MOON」

そしてタイトルにも登場した「微笑みだけをくれないか」

 

と、複数あり、「笑って」とかも加えるともっとある。ざっと確認したので漏れがあるかもしれないが、多い方だと思う。

 

なので、これに気付いてからずっと、高山さんって「微笑み」とか「笑顔」で相手を確認したり、感情を表現する言葉選びが多いなぁ、と昔から密かに思ってた。

高山さんは基本的に、「笑い」はそのまんま、スマイルな笑顔って意味で使わず、悲しいけどフフッと笑うって意味で「笑い」なワードを使うことも多く、「笑い」というワードの表現方法が幅広いのだ。

 

T-BOLAN森友嵐士が「いじけた」たら高山征輝は「微笑み」である。

 

次に多いのが「情熱」「現実」って言葉かなぁ。確認してないけど、筆者のブログのZYYG記事では頻繁に出している印象あるし。

あと、「横顔を確認する」って表現も多い印象ある。

 

この情熱のそばで

この情熱のそばで

02 SO WHAT?

後藤康二作曲。

イントロからかっ飛ばしたゴリゴリなロックナンバー。

 

「冗談で生きている訳じゃないから」と(Beingの先輩、T-BOLAN先輩も同じようなこと歌ってたね「HOW DO YOU FEEL?」で)恐らくBeing出身ロックボーカリストの歌詞で一番尖ってるであろうパンキッシュさ全開。

ZYYG『SWEET PUNKS』への狼煙のような1曲。

 

サウンドから歌詞からもうかっ飛ばしまくり。

「納得出来ない事にうなずけるはず無いだろう」とムカつくアイツをこずいてクビになったり、アウトローさ全開で高山さんの包み隠さない歌詞は圧巻。

 

真面目に働いても、気づいたら自分を無くしていた、と「Dreamer」に出てきた名もなき放浪者(しんし)と同じようなフレーズを持ってきて「先生あんたの、言ってた事と全然、違うじゃないですか~~~~!」と歌う部分に、この曲の全てが終結しているのでは。

「Dreamer」の名もなき放浪者(しんし)って、「SO WHAT?」の酒臭い男と同一人物なのだろうか。

 

それでも自分には匙を投げない!と、まさしく冗談じゃねぇっていう言葉の意味がそのままダイレクトに伝わってくる。

SO WHAT?

SO WHAT?

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