深海DIARY

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【アルバム感想】『BEST OF BEST 1000 ZYYG』 ZYYG

ZYYG 1stベストアルバム

2007年12月12日 リリース

 

BEST OF BEST 1000 ZYYG

BEST OF BEST 1000 ZYYG

  • アーティスト:ZYYG
  • ビーグラム
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収録曲

01 君が欲しくてたまらない(後期ミックス)
02 ぜったいに 誰も
03 JULIA
04 風にまぶしい
05 壊したい現実
06 NO RETURN LOVE
07 Something(シングルVer.)※
08 GYPSY DOLL
09 この情熱のそばで
10 LULLABY(アルバムVer.)

カッコは筆者追記。

概要と感想

ZYYGの1stベストアルバム。BEST OF BEST 1000シリーズの一環としてリリースされた。

ライナーノーツ付き。ZYYGに関しては、他のBEST OF BEST 1000シリーズと違い、曲ごとの解説がない。

またマスタリングエンジニアの記載がなく、リマスターという宣伝も行われていないようで、リマスターの有無は不明。音は大きくなっているが、音量調整かリマスターした結果なのかはわからない。

 

Beingがリリースした『at the BEING studio』の廉価版のような形でリリースされていた『BEST OF BEST 1000』だが、ZYYGは唯一、単体で『at the BEING studio』されない状態で独立して『BEST OF BEST 1000』化された。

2006年2月11日に限定での再結成ライブが行われており、その影響からだろうか。

 

ともあれ、ZYYGは早い段階で独自路線を貫き、一日限定の再結成を行ったり、『BEST OF BEST 1000』化したりと会社の色が強く、そのままフェードアウトが多いビーイング系アーティストの中では扱いが非常にイレギュラーな存在だった。

そんでもって、2019年には再結成T-BOLANWANDSのような派手なプロモーションはされなかったものの、早い段階で全曲配信解禁、YouTubeでドキュメンタリー動画制作&公開、とセールス的な成功は少なかったものの、かなり優遇された扱いを受けているような気がする。

 

このベストアルバムではシンプルにシングル曲(A面)だけを収録した内容。

 

トリプルA面だった『GYPSY DOLL/BLOOD ON BLOOD/微笑みだけをくれないか』 からは「GYPSY DOLL」のみが選曲された(アルバム初収録)。

 

「Something」のシングルバージョンも初収録となる。ただし、シングル盤にあった冒頭のノイズがカットされており、収録時間が若干短くなっている。そしてこのカットされたバージョンは本アルバムでしか聴けない。シングル盤の時間は4分1秒。このベストでは3分58秒でほんの1~2秒でのカットではあるが、

本ベストアルバムはサブスクでも配信されていないので、聴くにはCDを手に取るしかないが僅かな違いすぎるのも事実ではある。

 

 LULLABYは何故かアルバムバージョンが採用された。その為、シングルバージョンはシングルから聴く必要がある。

 

改めて収録曲を見ると、1期と2期の曲がほぼほぼ半分ずつ収録された内容であり、入門ベストとして非常にシンプルな構図。

ただ冒頭2曲を代表曲で固めて、後はリリースの順番が前後するので、ZYYGを始めて聴く人にとっては1期2期の判別が紛らわしい感じになってしまうのでは。でも、通しで聴くと、曲順はライブ感があって納得できる順番ではある。

 

収録されたシングル(A面)曲はどれもロックサウンドであり、バラードや打ち込みなど試行錯誤を重ねてヒットを狙っていく、というよりは真っ向からロックサウンドで勝負しにいったような潔さを感じ、初心者が聴いてもそれを理解することができると思う。

 

一方で、ZYYGのシングル曲はアルバムへの名刺代わり(シンプルな形)になるような曲も多く、このベストではもっと踏み込んだZYYGサウンドを聴けないのが難点なところ。

 

こうシングル曲を並べて聴くと、シングルA面曲だけではZYYGの魅力を引き出せていなかったのかなぁ、と思ったり。

せめてアルバムから1曲ずつ入れるとかがあってもよかったような気もする。アルバム曲はどれも魅力的だし。

シングル曲で勝負!というよりも。アルバムで勝負する方が適していたバンドだったのかなと。

 

シングル曲だけでは中途半端にZYYGを体験するような形になると思う。1曲でも気に入ったものがあれば、そのまま『Noizy Beat』を聴いた方が、シックリくるのではないだろうか。