深海DIARY

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【アルバム感想】『テレビアニメ スラムダンク オリジナルサウンドトラック ~Special TV Version~』

スラムダンク サウンドトラック第二弾

1995年3月20日 リリース

SLAM DUNK

SLAM DUNK

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『テレビアニメ スラムダンク オリジナルサウンドトラック ~Special TV Version~』

収録曲

01 君が好きだと叫びたい~TV Version~ by BAAD

02 TIP OFF!!

03 流川 楓~勝利を呼ぶ男~

04 超上対決~牧VS仙道~

05 ライバル対決~仙道VS流川~
06 湘北ファイブの動揺

07 せまりくる不安

08 OUTSIDER

09 一触即発~もう誰にもとめられない~
10 激しく・・・むなしく・・・

11 静かなる熱意~想いは全国へ~

12 花道の決意~王者への出発~

13 タイムアウト湘北~君達は強い・・・!!~
14 速攻!!反撃開始

15 三井の意地

16 赤木の不安

17 燃える男 キャプテン赤木

18 気合いを入れ直せ!

19 まだまだ ゆずれない!

20 花道~リバウンドへの道~

21 呪われたフリースロー "はずせはずせはずせ・・・おちろおちろおちろ・・・"

22 ガランとした体育館
23 君に夢中!

24 とまどい

25 SCHOOL DAYS

26 夜明け

27 トワイライト

28 世界が終るまでは・・・ ~TV Version~ by WANDS

 

概要と感想

スラムダンクのサウンドトラック第二弾。

前作と同じく、Beingからリリースされている。そこから分かるように、BGMはBeingクリエイターが手掛けた。

M01とM28は主題歌。

 

ディスクには「TV Animation SLAM DUNK Original Soundtrack ~Special TV Version~」とも表記されている。

 

歌詞カードには選曲 渋江博之(オーディオ田中)とあり、曲の短い解説も載っている。解説を見ると、どうやらテレビ用のリアレンジや劇評版の曲も入っているようで全てがTVアニメ版で流れていた曲ではない模様。

 

前作同様、作曲は全てB・M・F名義。

アレンジャーは前作よりも増え、

増田隆宣 (M9、M22)
池田大介 (M2、M10、M11、M14、M18、M19、M20、M24、M26)
徳永暁人 (M3、M4、M5、M6、M12、M13、M15、M16、M17、M21)
加藤貴也 (M7、M23、M25、M27)
蓬田尚紀 (M8)

 

とBAAD・WANDSのアレンジャーを除いて5名が参加している。

 

前作よりもアレンジャーが増えたので、音楽性も多様化した・・・と思いきや、なんか前作の方が楽曲一つ一つの印象が残り、今作はそこまでインパクトを感じない。

 

その要因の一つは曲の多さ(前作は10曲に対し、今作は25曲)があるかもしれないが、それ以上の要因として、曲が前作よりもコンパクトになった、というのがある。

前回収録されたインストゥルメンタル曲はだいたい2分30秒だったが、今回収録されたインストゥルメンタル曲は1分30秒前後の曲が大半。コンパクトになってサラッと終わっちゃう感じに。

 

また、参加ミュージシャンの記載もない。

前作ではギターやサックスが盛り上げていたが、本作は軽い打ち込みで済ましたようなものが多く、ギターやサックスが目立つ曲が少ない(あるにはあるが、ミュージシャンクレジットがないので誰が演奏しているかは不明)。オーケストラ演奏のM26とかはあるが。

 

曲自体は前作以上に劇中で流れた曲が多い。三井・宮城がチームに復帰し物語がドンドン面白くなり、怒涛の試合ラッシュもあり、アニメが白熱してきた頃の劇中BGMなので、どの曲も聴いていたら場面を思い返す。

 

ただ、やはりインストゥルメンタル曲に関しては前作の方がインパクトがあったな、というのは正直なところ。Beingファンにおけるお目当てはM01とM28になるかな。

Pickup Songs

01 君が好きだと叫びたい~TV Version~ by BAAD

曲の感想については、この曲の感想については、もしシングル盤を取り上げた時があれば、そちらに書こうと思う。

TV Versionということで、おそらく現状、このアルバムでしか聴けないバージョン。

 

イントロが短くなっており、Bメロ・サビのコーラスが若干違うのが特徴。その他、ボーカルテイクや演奏はFULL Versionと変わりない気がする。

 

1期2期のオープニングソングだが、次回予告でインストバージョンが使用されたり、最終回の最後でも使用されたので、正直、「ぜったいに誰も」よりも知名度があると思う。肝心のインストバージョンはサウンドトラック3種に未収録なんだよな・・・。

スラムダンクといえば、この曲か「世界が~」って人が多いのでは。

 

爽やかスポーティな曲調や、片思いの歌詞も桜木花道と晴子さんの関係性にマッチしてる。作詞した山田恭二は原作を踏まえて書いたのかは不明だが(Being的にそうじゃなさそうだけど)。

 

28 世界が終るまでは・・・ ~TV Version~ by WANDS

曲の感想については、この曲の感想については、もしシングル盤を取り上げた時があれば、そちらに書こうと思う。(コピペ)

TV Versionということで、おそらく現状、このアルバムでしか聴けないバージョン(コピペ)。

 

前作のレビュー記事で書いたように、大黒摩季「あなただけ見つめてる」の次にエンディングソングとなった今やWANDSの代表曲。

 

あの長いイントロがカットされ、ギターで始まるようになっている。エンディングもカットされ短く。

FULL Versionは満を持して、といった感じにイントロもアウトロもロングだったが、流石にエンディングで流すには向かなかったか。

 

あと、気持ちサビのコーラスが小さくなっているような気がする、んだけど確証はない。シングル盤と比べて小さいように感じるんだが。ボーカルテイクや演奏はBAAD同様、変わりないような。

 

 

以下余談。

この曲に関しては印象が深い。

「ぜったいに誰も」のページで書いたように、中学生時代に再放送されていて、放映終了から何年も経ったころに筆者含め、視聴していたのだが、この曲は特に評判が良かった。「ぜったいに誰も」か「 世界が終るまでは・・・ 」といった感じ。

 

有名なバスケがしたいです・・・のシーンでもこの曲が挿入されており、丁度「バスケがしたいです・・・。」って言うタイミングで「戻らない時間(とき)だけが 何故輝いては やつれきった心までも壊す」って流れたのは、三井寿という、中学MVPの天才が挫折して不良になっていた、という生き様、その時の心情ともマッチしてたし、単純に曲のクオリティとしても、WANDSって名前を知らない友人たちにも評判が高かった。

 

ただ、スラムダンクはオープニングでは歌詞の字幕があるのに、エンディングでは何故か全曲、歌詞の字幕が表示されなかった

その為、友人Aらと放課後、部活の帰り道とかでこの曲を口ずさむ時、どうしても「このTragedy Night~」の「Tragedy Night」が歌えないという事件が毎回起こってた。

 

英単語が分からなければ、発音も意味も分かってなかったし、歌詞の字幕がないから調べようともしなかったっていう。

 

そんでもって、筆者はスラムダンクが再放送される前からWANDSは聴いてたし、CDを集めていたのに「Tragedy Night」が友人同様、歌えなかったというトホホな記憶がある。

結局、友人Aや友人Bと、筆者はBeing系のCDをたくさん所持してる、ってことで、放課後にWANDSやZYYGのアルバムを友人に貸して、結果友人Bはそれがキッカケで今でもWANDSファンになったりと、思い出は深い。