深海DIARY

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【シングル感想】『壊したい現実』 ZYYG

ZYYG 3rdシングル

概要

ZYYG3枚目のシングル。
「日立 世界・ふしぎ発見!」エンディング・テーマ。
 
このシングル盤にもメンバークレジットが書いてないが、裏面にある4人の写真には高山と栗林誠を除くと顔の識別がしにくく、PVも同様なのだが、誰が演奏していたのかいまいちわからない。
 
PVは宇津本さんが叩いてているようだが、ギターは一見、後藤さんっぽいんだけど、PVではほとんど顔が映っていないのでどうにも・・・。サポートメンバーとして既に後藤さんは参加してたのだろうか?
 
後藤さんの公式サイトには94年にZYYGに加入としか書いていないので、94年は本作と『NO RETURN LOVE』(公式サイトに加入したとある曲)が発売されているので判別がつかない。
折居さんに関しては『風にまぶしい』のジャケ写では顔が影になってるし。
情報求む。

01 壊したい現実

イントロから鋭いギターで始まり、弾けるドラム、そしてズンズンと低音を鳴らすベースと3rdシングルにして一気にバンドサウンドが際立った疾走ロックナンバー。テイストだけで言えば一番2期に近い。
 
これぞ4人組のバンドサウンドよな、って感じのサウンドとスピードが合わさった曲、なんだけど、収録されたアルバムの最速ナンバー『I WANNA GOOD-BYE』と比べても音の鳴り方が異質というか、こういうサウンドはこの曲にしかなかったように思える。HR/HMっぽい。
 
ソロでは野太いベースを鳴らしていた栗林誠一郎がこれまで控えめ(?)だったZYYGでも野太いベースを鳴らしており、一気にグルーヴ感が増した。スピーディーなサウンドは「The Grapes of Worth」(原曲はBLIZARD「OVER HEART」)に通ずるものがあり、実際BLIZARDとかジャパメタ系バンドに提供されててもおかしくないようなテンポの良さ。
もっとかき鳴らす激しいリフとパワフルなドラムにしていれば、まんまBLIZARDの曲になると思う。
 
これを栗林ではなく高山征輝が歌うことでパンチの効いたロックな曲に昇華されているように思うが、BEST OF BESTのライナーノーツには「タイトルから何か訴えたいジレンマがあったのでは(要約)」と書かれている。
 
確かに歌詞の雰囲気もガッツリと変わっており、今までのシングル曲は提供曲の「君が欲しくてたまらない」を除き、不良とかいてワルな、硬派で不器用な男の目線から見た恋愛詞がほとんどだったが、この曲は、愛だ恋だと歌うのではなく、今の現実に踠き苦しみ、それを直視できずにいる、そんな自虐的で破滅的な詞になっている。
 
「縛られてる自由の中で」というフレーズやサビの「わずかに輝く明日の希望(ひかり)へ」など歌の主人公は誰で、誰に向けての歌詞だったのか、そう考えたとき、ライナーノーツに「訴えたいジレンマ」と憶測されるのもわからんではないが・・・。でも「壊したい現実」に対し、「明日の希望(ひかり)で汗まみれになる」と歌う高山さんの情熱っぷりが良い。
 
先述したように栗林の在籍した第一期ZYYGのなかでは他に疾走ナンバーがありつつもこの曲だけなんかサウンドが異質でストレートさと弾けたを兼ね備えたサウンドなんだが、高山からしたらこういう系統を音楽に求めていたんじゃないかなぁ、と2期ZYYGを聴いて思ったりもするのだが。

 

壊したい現実

壊したい現実

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02 思い出にはできなくて

カップリング曲はミディアムスローなナンバー。前作と同じくピアノをメインにした曲調だが、1番のが終わるとギター、ベース、ドラムが入り泣きのバンドサウンドに。最後にはピアノメインに戻ってシンミリとする、前作まではカップリング曲は栗林節全開だったが、A面と同じく4人組感が増して尚且つ栗林節を残したようなバランスの良い1曲。

 

思い出にはできなくて

思い出にはできなくて

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余談だが、この曲のサビのメロディーは竹井詩織里の「つながり」に似ているような気がする。こっちは大野愛果作曲だが。
つながり

つながり

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03 壊したい現実(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。
カラオケということで、当然、演奏の音が伝わりやすいんだが、この曲は鋭いギターやドラムも主役だが、一番の主役は低音を野太くブイブイ鳴らす栗林のベースにあるような気がする。
コーラスも今までより高めになっており、アグレッシブさが。

04 思い出にはできなくて(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。
カラオケで聴くとピアノの旋律が美しいことに気づく。こちらもベースを野太く鳴らしており、落ち着きとグルーヴ感を醸し出しているように思う。
 
注 カラオケ音源は配信されていない