深海DIARY

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【シングル感想】『風にまぶしい』 ZYYG

ZYYG 2ndシングル

1993年11月10日 リリース

風にまぶしい

風にまぶしい

  • アーティスト:ZYYG
  • ビーグラム
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概要

ZYYGによる2枚目のシングル。
前作では作詞を上杉昇、作曲は織田哲郎が担当した提供曲という(ていうかスポンサー側が高山の歌声に惚れてZYYGが始動した)Beingあるあるな提供曲デビューであったが、本作は2曲とも作詞高山征輝・作編曲栗林誠一郎完全自作となった。
 
また、前作では高山と栗林のみがジャケットに写っていたが、本作ではその他に2人の人物が写っており、4人組のバンド感が増した。シングル盤にメンバークレジットがないので正確な名前は不明だが、おそらくライナーノーツに書いてあった折居直喜宇津本直紀だろうか。
Wikipediaには小澤正澄増崎孝司がギターって書いてあるけど、どこ情報なんだろう。GO-WILDにも書いてないし。レコーディングでは誰が弾いていたのか。
 
オリコンチャートは6位にランクイン。引き続きチャート上位には残った。

風にまぶしい

明るいキーボードを全開に常に押し出した、まさに風のようにさわやかで疾走感のあるキラキラロックナンバー。そういう意味ではジャケットで4人組になった割には前作の方がバンド感があって、こっちの方がユニット感のある音作り。
ロックナンバーでここまでキーボードをフューチャーさせたのは、この曲ぐらいだったのでアルバム『GO-WILD』でこの曲を聴くと逆に浮いている。
 
キラキラ具合で言うと一番Beingっぽい曲でもあり、その辺が良い、という人もいるのかも。
歌詞に関しては恋愛模様を描いたものだが、随所に高山征輝らしいアウトローな部分もあり、出だしの「汚れたアスファルトけり飛ばしながら あふれた日常に苛立ちを憶えた」など、なんというか、不良が描く自分や社会への苛立ちと恋模様、的な詞は後のパンクな高山にリンクしているように思う。
 
地味に「風にまぶしい」って表現が凄いな、と思ったりする。恋愛ソングなら「笑顔が眩しい」とか表現されることは多いが「風にまぶしい」って表現する辺り、詩人だな、と。
 
某動画サイトにこの曲が使われたVictoriaのCM映像が残っているが、そちらでは明らかにボーカルテイクが違っており(コーラスが薄くボーカルも若干ラフ)このテイクは初期ミックスのように出回っているのかは不明。かといってBOX化してZARDのようにボーナス音源化、ってのはある、のかな・・・。
風にまぶしい

風にまぶしい

愛したけど…

カップリング曲はピアノ中心の深いバラードナンバー。ZYYGの中では一番深~いバラードでピアノがここまで中心の曲は唯一ではないだろうか。
バラードは栗林節全開。ZARDのアルバムとかに入っていても違和感がない。カップリングに関しても前回の方がバンド感があって今回の方がユニット感がある。
 
歌詞は感傷に浸った哀愁ソングで、壮大といえば壮大でグッとくる曲なんだが、カップリングで聴くのが丁度よいというか、アルバムに収録されていたら構成的にクドくなっていたのかな、と思ったり(ZYYGはほとんどカップリング曲はアルバム収録されなかったんだけど)。
愛したけど…

愛したけど…

風にまぶしい(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。
栗林誠一郎のコーラスを堪能できる。2番からは栗林のコーラス箇所ががサビ以外にも多いので栗林誠一郎ソロで歌っていたらこんな感じなんだろうな、と想像することができる。
そういう意味では結構楽しめるカラオケ音源。渚のオールスターズの「Summer Illusion」とか、後期の栗林ソロに雰囲気やテンションが近い。
GO-WILDのライナーノーツに書いてあった高山と栗林のキーがそんな変わらない云々って書いてあったのも、この音源を聴けば分かるんじゃないだろうか。でもやっぱり高山征輝はもうちょっと音域の広いタイプだったよな。
 

愛したけど…(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。
これまた栗林誠一郎のコーラスが堪能できる。サビのコーラスの重ね具合とか、流石。
 
注 カラオケ音源は配信されていない