深海DIARY

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【シングル感想】『ぜったいに 誰も』 ZYYG

ZYYG 5thシングル

概要

ZYYGの5thシングル。
約1年ぶりのシングルリリースとなった。そして第二期ZYYG始動ソング。
栗林誠一郎の脱退にともない、加藤直樹が新ベーシストに。アニメ『SLAM DUNK』の第二期OP曲となり、その甲斐あってかオリコンチャートでは3位を記録。今となってはZYYG=この曲で、この曲以上にヒットした『君が欲しくてたまらない』の方が知名度が低いんじゃ・・・。
 
例のごとく、シングル盤にはメンバークレジットがないが、ジャケットには高山征輝後藤康二の2人が写っている。残りの2人は裏面に・・・というBOØWY『BEAT EMOTION』スタイル(勝手に命名)かと思いきや、裏面も高山・後藤両名の姿がクッキリと写る一方で加藤は写っておらず、ドラムの藤本さんも顔が光で見えず、というデザイン。
 
次作『JULIA』も裏面に高山・後藤両名だけのデザインなんだけど、他のメンバーがシャイだったのか、BeingとしてはBOØWYの氷室・布袋といったボーカル・ギターの2大巨頭を押し出したかったのか。
 
あと、今作のジャケットに写っている後藤さんの白いレスポールギターがカッコいい。松川RAN敏也さんを意識してるのかな。確か、後藤さんって松川敏也モデルのギターも所持してた記憶あるけど。BLIZARDZYYGも同じBeing。
 
また、裏面はスラムダンクのデザインに着せ替えができる。
カラオケ音源の収録は今作が最後となった。
 

01 ぜったいに誰も

1年ぶりの再始動ソングだが、デビュー曲の時と同じく提供曲での門出となり、偶然なのか狙っていたのかデビュー曲と同じ織田哲郎が作曲を担当
ただし、『君が欲しくてたまらない』と違い、作詞は高山が、編曲をZYYGが担当し、バンドが全面に押し出されている。
 
Being時代の織田哲郎作曲ソングとしてはだいぶハードで熱いビートロックナンバーになっているのは、やはり編曲ZYYGの影響が大きいのか。重いギターにしっかりと根のあるベース、そして音全体を支配するドラムとバランスが良い。コーラスワークも熱い。
次作『JULIA』と比べるとBeingなエッセンスを感じるキラキラさも兼ね備えているが、このキラキラさが逆に丁度良いスパイスなのかな、と。
 
2期ZYYG最初の曲としてふさわしいようなエネルギッシュさ全開でこれぞロックだ、と思える。筆者の日本ロック100選をしたら必ずランクインするぐらいにはお気に入り。
 
個人的には、サビ前にダダダダッと溜め込むのがツボでカッコいい。
 
織田さんがセルフカバーしたらどうなるのか、若干気になるところ。
相川七瀬によるカバーも似合いそうなんだよね。『Treasure Box -Tetsuro Oda Songs-』第2段とかあったら、カバーしてみてほしい。
 
スラムダンクサウンドトラックにはTV Versionも収録されており、アレンジが結構変わっている。詳細はいつかもし、該当サントラを記事にしたら、そこで書こうと思う。
 
PVではBOØWYの「Marionette」を意識したのかそうでないのかは不明だが、高山さんが氷室京介と同じようにボンテージパンツを履いていたり全体のファッションといい、ギターとベースの立ち入りが逆だが、「Marionette」っぽい。ずっと影で映るダンサーが謎ではあるが。
 
細かいことだが、シングル盤では「ぜったいに 誰も」と間に空白があるが、アルバム『Noizy Beat』では「ぜったいに誰も」と空白がない。

 

ぜったいに 誰も

ぜったいに 誰も

ここから長い余談だが。
 
スラムダンクのリアルタイムでのアニメ放送時には筆者は生まれておらず、アニメを見たのは連載が終了してから何年かのこと。小学生だったかの夏休み期間の朝の再放送で見たのが最初だが、この時は多分、『ぜったいに誰も』に切り替わる前で放送が終わった記憶。そもそも視聴したことに対する記憶が薄い。
 
で、時間が経ち筆者が中学生の頃、『黒子のバスケ』というジャンプのバスケットボール漫画がヒット。
それと連動してか同じジャンプで同じバスケットボール漫画であるスラムダンクが脚光を再び浴び、合わせて再放送されており、その際には最終回まで放送され、友人の間でもこの曲の知名度は高かった。
黒子のバスケと同時にスラムダンクのコミックを購入する友人も多く、連載から十数年経っても不動の人気を誇っており、さすが不朽の名作だなぁと筆者もつくづく実感した記憶。
 
特にバスケットボールが趣味な友人Aがサビの「明日を叩く~」の部分でゴリ(赤木)がボールを叩く(叩き落としてる)このリンクした演出が乙なもの、と絶賛していたのを覚えている。

02 最初で最後のLOVE SONG

カップリング曲ではこのバンドでは初の高山征輝作曲ソングが収録。
爽やかでミディアムなポップスナンバー。跳ねるキーボードが印象深く、2期ZYYGの中では非常にポップス。
後にアルバム『Noizy Beat』にも収録されたが、ライナーノーツによると、ファンの強い要望で収録され、当時は人気があったようだ。そちらではアルバムバージョンであり、シングル版の方がキーボードやシンセが強調されており、先述したが、ポップスに。
 
高山征輝のポップスなメロディーセンスにも味があり、なかなか身に染みる1曲で、シングルバージョンの方が好み。90年代らしさを感じるラブソング。

 

最初で最後のLOVE SONG

最初で最後のLOVE SONG

  • provided courtesy of iTunes

 

03 ぜったいに 誰も(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。シングル盤には記載がないが、アルバムの歌詞カードを参照するにTWINZER生沢佑一Mi-Ke宇徳敬子がコーラスに参加している。
宇徳さんの囁くようなBAD NEWS…ってコーラスが聴きどころ。

04 最初で最後のLOVE SONG(オリジナル・カラオケ)

コーラスあり。こちらには生沢佑一SO-FIの岩切玲子がコーラスをしていることがアルバムの歌詞カードから分かる。
サビで聴こえるコーラスの達人である生沢佑一さんの変幻自在なハモリ具合が職人芸でとてもカッコいい。生沢さんのファン必聴。
メロディーが良いので演奏も煌びやか。
 
カラオケ音源は未配信。